不確実性の時代にはびこる減点主義

不確実性の時代にはびこる減点主義

不確実性の高い時代

現在は不確実性の高い時代と言われています。

変化のスピードが速く、新しいもの、今までにないものなどもどんどん現れ、今までのやり方や知識、経験では対応することがより困難になってきています。

今までの仕事、職業がなくなり、型に囚われず新しい仕事を産み出していく必要があります。

しかし減点主義(ペナルティズム)では、それが不可能なのです。

減点主義は不確実性を拒否する

減点主義者(ペナルティスト)が扱えることは、こうすれば、こうなる、といった確実なことだけです。

そこから逸脱することは減点対象になり、否定批判をうけるリスクが生じます。

自分のやりたいことはなにか、自分が提供できる価値はなにか、何が求められているのか、というような発想は、不確実性を含むためにできません。

確実に評価が得られる方法は何か。

減点主義者は組織の中で、確実に評価が上がる方法は何かを考えます。

減点主義組織の評価をあげる方法は2つのみ

減点主義組織で評価をあげる方法は下の2点のみです。

・他者を否定する

・自身の生活を削る

減点主義では他者の否定が正解

減点主義の組織では、加点がありません。

最初の期待値が100点で、そこから減点されていきます。

ノーミスで高い期待に100%こたえて、100点です。それ以外は、どんどん減ることしかありません。

そのなかでポイントを稼ぐには、誰かを減点するしかありません。

他の誰かを減点することで、相対的に自分の評価をあげるのです。

業務に負担のある人、責任感の強いひとに対してほど、減点対象に選びます。そういうひとの些細なミスや抜け漏れをきつく指摘します。

結果、責任感の強いひとが辞め、ペナルティストだけが残るのです。

自分の生活を削る

評価をあげるもうひとつの方法が、自分の生活、自分の命を削ることです。

減点主義の組織では、120%の頑張りをもとめます。しかし、そう簡単に120%の結果をダスコトハできません。

100点が当たり前の組織では、通常の頑張りをでは評価されません。100点を越えるためには、それ以外の努力が必要です。

不確実性が高い時代に確実な努力が、

サービス残業

です。

彼は自分の時間、生活、家族との時間を犠牲にして、組織に尽くしている、ということが最大の評価になります。

これが、日本でサービス残業がなくならない原因です。

結果が出ていないならば、生活を削るしかない。

結果が出ていないならば、家族を犠牲にするしかない。

結果が出てないならば、命を削るしかない。

この二つの行為、減点主義がもとめる評価方法が、日本の組織に深く残る問題の原因なのです。

そして、自分に対する最大の評価であり、最大の頑張りを示す最大の減点が、自殺なのてす。

彼は死ぬまで頑張った。

彼は死ぬほど苦しんだ。

彼は死ぬほど組織に尽くした。

彼は命を差し出しても組織に貢献しようとした。

この問題の本質に気付き、日本に本当に生きやすくはたらきやすい環境を作るために活動しています。

 

 

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