会社を辞めさせられる寸前まで行った彼が、複数収入得るまでに至った理由

会社を辞めさせられる寸前まで行った彼が、複数収入得るまでに至った理由

「もう辞めさせた方がいい」

毎日ため息をつき、姿勢は猫背、覇気もなく毎日がどん底のような態度。

勤務中はほぼ上記のような状態で、周囲からは、もう彼は辞めさせたほうがいいんじゃないかという人間も現れていた。

自分たちがここまで彼を追い込んでおいて、辞めさせたほうがいいとよく言えるなと思いつつ、このままでは本当に辞めさせられると思い、どうすれば良くなるのかを考え、とにかく一緒に取り組み始めた。

自信喪失になった原因

彼のはく言葉は、総じて自己評価の低いもの。

たまに自虐的なことをいい笑いをとろうとするのも、無意識に自分を否定することがくせになっていることの表れ。

どうしてここまでになってしまったか。

勤務中の彼を観察してみてわかったことが、彼の職務はつねにだれかから指摘を受けやすいクリエイティブな点。

ここをなおせ、あそこがおかしい、またミスしている。

良いものを作ろうという意識だから、という言い訳のもと、彼は毎日強く指摘を受け続けていた。

こうなると、業務自体が「罰」をうけることになってしまっていて、勤務中はほとんどうつ病のような状態になってしまっていた。

「新型うつ病」の原因

最近はそこまで聞かないけど、勤務中はうつ病、勤務が終われば楽しく帰宅。休みも充実。

ただ、働いている間だけうつ病。

これが、いわゆる新型うつ病の症状と言われている。

なので、ただの甘えや逃げだとよく言われていると思う。

しかし、ほんとうのところは、彼のように働くことが罰をうけることとイコールになっているから。

「働いたら負け」ではなく「働くことは罰」

罰則をうけている最中は落ち込むのは当然。

痛めつけられて喜ぶのはマゾだけで、だから勤務が終われば普通に戻るわけ。

無自覚な加害者

きつく指摘をする、指導する。

よりよい仕事をするためには、強く指摘をしなければならないという意識が刷り込まれていて、他人のミスや改善事項は、

強く指摘してもよい

強く指摘するべきだ

とおもって、どんどんエスカレートしていく。

そして彼がどんどん落ち込んでいくのにもかかわらず、自分が原因であるとは全く思ってない。

むしろ、彼はさぼっている、もっと強く指摘しなければならないとまで思っている。なので、このままでは何も改善しないどころか、下手をすると最悪の状況まで引き起こすと危惧し、なんとかする方法はないのかといろいろ試した。

働きかけの方法

とにかく手当たり次第にアプローチしてみることにしたものの

「まず姿勢を直してみましょうか」→「いや、いいです」

「ちょっと伸びをして深呼吸でm」→「いや、ないです」

「このやり方でちょっとどうd」→「いや、大丈夫です」

「このミスはどうやって防ぎましょうか」→「はぁ、3回チェックするようにするんで」

・・・

何をやってもこんな感じで、こっちにまでどんどん否定的な気持ちになり、自分も何をやってるんだろうか、ほっとけばいいんじゃないかと思い出す始末に。。

いや、何も得はないけど、とにかく有効な働きかけがわかるまでやってみようかと思い直し、とにかく彼の

・自己重要感を満たす

・自己評価を上げる

そのための行動基準として

・指示をしない

・自発的な行動をうながす

・相手を肯定する

そこで

「極めて小さな目標設定と、そこまでの道のりを自発的に創発し、達成する」

ことが有効だ!と見出す。

極めて小さな達成「マイクロゴール」

やるべきことは、ストレッチや挨拶、ため息をやめることではなく

「自分で否定しようのない完全な達成感」

を感じられる行動だということ。

その目標設定と、自発的な方法の考案、実際に達成して、それを認められる。

具体的には、まずはよく起きていた簡単なミスを防ぐ方法を考えてもらう。

それも答えをこちらから言うのではなく、彼の頭の中から湧き出るように働きかけをする。

ここは少しテクニック。

まず改善案を出してもらう。

その案に対して、「こういう場合はどうなるのか?」と問いかけ、それに対する提案を考えてもらう。

そこで、まずはその提案を肯定する。

じゃあさらにこういう場合は?こうなったら?とどんどんアイデアを出してもらう。その場合に、そのアイデアを否定しない。そのアイデアの有効点をみつけ、案の一要素として組みこむ。

最悪なのは、出てきたアイデアを否定すること。

そして、そのアイデアは本当にいいのかとリスクを負わせること。

とにかく出たアイデアをまとめ、それを実践し、小さいが揺るぎようのない

「達成」

を生み出すこと。

それをつみかさねると、次第にアイデアがでてくるようになり、建設的で生産的な

「議論」

ができるようになる。

これがいわゆる「加点主義」の手法。とにかく前向きな行為を肯定し、それを具体的な成果に結びつける。

サラリーに加えて複数の月額収入

今ではすでに彼の仕事や意見について、否定する人間もなくなり、あろうことか、社外の活動で月額契約を個人的にむすびコンサル活動までできるようになった。

これにはびっくり。

社外でどのように評価を得ることができたかは、また次回。

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